この映画を機にクレしん映画が復活してきたというレビューをよく見かけたがそれも納得の良作！
「嵐を呼ぶジャングル」の前半部分を丸ごと1本の映画にしたような内容でスラップスティックコメディとして満足度が高い。
春日部防衛隊の友情ドラマは「カスカベボーイズ」でもやってたが、その要素1本に絞ってやってるだけあってより熱い話になってる。
「美味しいものを食べる」と「マナーを守る」
目的が違えば高級料理だろうとB級グルメだろうと味が変わる。
悪役が焼きそばを食べた事で決着がつくが、元々「美味しいものが食べたい」という気持ちを抱えていた事が示されてるのでジ〜ンとくる。
ただ難点としてははっきり「キャビア美味しくない！」としんちゃん達に言わせちゃった事。
あくまで価値観を押し付ける行為を悪として描いていたから良かったのに、これでは"高級料理は悪！"という対立を煽る構図にしてしまったのは単なる嫌味。
一部引っかかるところはあるが全体的にとても楽しい映画でした。
確かにこの頃はB級グルメが流行っていたし、主題歌の「RPG」も印象深い。
当時大学生だった自分はこの曲を所属してたアカペラサークルでやってたので、すごく楽しかった大学時代を思い出させてくれます。
と言いつつ公開当時にこの映画は劇場で観てはない…笑
