頑張る息子、見守る父
M・ナイト・シャマラン監督作品で、原案はウィル・スミス。一見興味を引くメンツですが、これが見事につまらない。この時は未だスランプから抜け出せていないシャマラン監督なので、もうこれ以上彼を責めたくない。
舞台設定は面白いのに、冒頭でクライマックス展開を終わらせ、メインストーリーはひとつミッションを父から息子へ課し、遂行するだけのもの。ミッションも本編をフルで使って行うようなクオリティではないし、登場人物も好きになれない。ウィル・スミスは常に不機嫌そうな顔だし、ジェイデンくんは頑張ってはいるけど演技がなかなか… ウィルが息子をどうしても出演させたかったとしか思えない。
唯一の救いは本編が短いこと。これ以上長かったら苦痛でもがき苦しんでいたかもしれません。
『エアベンダー』よりは断然良いので、ワースト・シャマランにはならなくてよかった。
2024.3.15 初鑑賞