カルロスあきお

世界にひとつのプレイブックのカルロスあきおのレビュー・感想・評価

3.8
過去鑑賞映画を再度鑑賞
U-NEXTで鑑賞

妻の浮気で心のバランスを崩しすべて無くしたパッドと夫と死別したティファニーがお互いに向き合い前に向いていこうとする話。

序盤はパッドも妻との修復しか考えてなくてめちゃくちゃだし、ティファニーは急に過激に怒ったり過激な言動を吐いたりで共感の余地もなくキツい人はキツい内容。

ただ2人がダンスでお互いについて知っていったり心通わせていくプロセスはだんだん観ていて面白くなっていくし、終盤のダンスのシーンとその後の流れは好き。

2人の周りにいる俳優さんも良くて、同じ精神病院にいた友人が観た後にクリス・タッカーだと気づいた時はなるほどねって感じだったし、父親のロバート・デ・ニーロはさすがの演技。
父親もまためちゃくちゃな人だけど最後の「サインを見逃すな 運命に手を差し出されたらその手を掴め でないと一生後悔する」が割と個人的に名言。

気になる所や、2人がめちゃくちゃでキツいと思うところもあるがしっかり観た後は良かったなぁと思える映画でした。