kuu

陽だまりの彼女のkuuのレビュー・感想・評価

陽だまりの彼女(2013年製作の映画)
3.7
『陽だまりの彼女』
製作年2013年。上映時間129分。

越谷オサムのベストセラー小説を実写化したラブファンタジーストーリー映画。

本作品主題歌は山下達郎の書き下ろされたアップナンバー
『光と君へのレクイエム』。
山下さんは本楽曲を書き下ろすにあたり“登場人物の若さと清廉さを歌にしてみた”と語ってにゃす。
将にぴったりやにぁ!
棚から一掴みに入れたい。by山下達郎のサンデー・ソングブック。

新人営業マンの浩介は、仕事先で幼なじみの真緒と10年ぶりに再会する。
中学時代は『学年有数のバカ』と呼ばれ、いじめにゃにゃっ子だった真緒は、見違えるほど美しい大人の女性になっていた。
浩介は恋に落ち、やがて結婚を決意するが、真緒には誰にも知られてはいけない不思議な秘密があった。

ぱっとしなかった幼なじみと再逢した野郎が、魅力的な女性になった彼女と恋に落ちたのを機に、切なくて温かな奇跡の物語が動き出していく。

原作を読んでいたので秘密は知っていたにゃが、それを含めて細かく張られた伏線やその回収に面白く観れた。
今作品は全てにおいてバランスがいいかな。
また、出演者がとにかく適材適所でかつ豪華。
今輝く、中学生時代の奥田浩介役に北村匠海。
松潤さん演じる奥田浩介の弟・奥田翔太役を菅田将暉。
個人的には映画オリジナルキャラであり、真緒に想いを寄せる会社の先輩・新藤春樹を演じたのは、『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』のさんま役や『全裸監督』の川田研二役などでファンになった玉山鉄二。
あと羅列すると
古舘寛治に、田中要次、駿河太郎(鶴瓶の息子)
あまちゃんファンには塩見三省の出演と並んで嬉しい
安藤玉恵と野間口徹。
あ!小籔千豊、夏木マリ、とよた真帆も。
切り取っても絵葉書になりそうなくらいきれいな場面も多々あったし、光の使い方がとてもうまいなぁと思ったかな。
先に書いたように山下達郎も含めて音楽は本作品の世界観に合ってるかな。
ビーチボーイズの『素敵じゃないか』や、作中に流れるストリングスを使ったサントラ等。
終わりは観てる側に判断を委ねてスーッと余韻を残してくれるかな。
kuu

kuu