廃館間近の実際の名画座を舞台にした群像劇。さまざまな想いと願いを名画にのせて。
僕は映画館が好きです。
どんなにDVDでいいとかTVでいいとか言われようと、映画館で大切な誰かと、時には知らない人と一つの場所で時間を分かち合う、言葉を交わすわけでもないけれど、それぞれがメッセージを受け取って、何かを想って帰る、その空間が好きで映画館に行きます。
映画館で映写のバイトしていたこともあり、やっぱり映画館、名画座はずっと残ってて欲しいなと常日頃思ってる人です。
そんな気持ちに優しく頷いてくれているような映画でした。
といいつつ、その日2本目の映画だったこともあり、序盤ウトウトでしたが、後半はすごく良くて、ウトウトしたところをあとで見返しました笑
ストーリーとしてはめちゃくちゃだけど笑、ひとつひとつが想いのかたまりで、映画館への愛が詰まった映画だと思います。
ところどころ垣間見得る戦争や原発への想いも、消えていく今でこそ言えるひとつの記録だと。
もっとたくさん映画を観たくなる映画。もちろん映画館で。