ジャパニーズ先住民

東ベルリンから来た女のジャパニーズ先住民のレビュー・感想・評価

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)
2.0
クリスティアン ペッツォルト監督初見。豊かな生活への期待と現実的責務を天秤にかけた女医の選択の物語。社会主義監視体制下、生活の合間に結婚指輪のカタログや逢引きの時に流れる音楽のようにモノや経験としてこっそり侵入する西側文化をイデオロギー的問題として危険視する時代に、強風吹きつける荒々しい海の彼方のユートピアへの密出国か、目の前にある「成すべき仕事をする」という社会主義国家が労働者に望む人格になるか、さぁどっち?