東西冷戦の最中に撮影され、戦争が世界の破滅を導くことをシニカルに描いたブラックコメディ。米国空軍のリッパー将軍の指示でソ連に向けて核攻撃が開始される。英国空軍のマンドレーク大佐が爆撃機の撤退を説得する一方、ソ連は核爆発によって誘発される地球破壊装置の存在を明らかにする。
『オッペンハイマー』に向けて。1人3役のピーター・セラーズ。ずっと前からclipに入れていたのをやっと鑑賞。あらすじを知らずにジャケ写で博士が蘊蓄たらして諸々説明するような、そんな作品かと思っていたら、全然違うのであった。国同士畏まったやり取りを行なっているのかと思いきや、欲に塗れた適当人間たちが未来の鍵を握っているというブラックコメディで、「まあ、世の中そんなもんよな」という現実への失望がより深まりそのまま悲しい気持ちで幕を閉じた。雨の日に観るものじゃないのかも。最後のシーンは実験の映像なのか🫣🫨
