Ryu

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のRyuのレビュー・感想・評価

3.7
探偵の友人であったオカマのマサコちゃんがマジックの全国大会で優勝した2日後に殺害される。調査を進めていく内に事件に政治家が絡んでいる疑惑が出てきた。そんな時にマサコちゃんがファンだったバイオリニストの河島弓子が現れて、共に事件を追うことになる。

シリーズ2作目。
基本的には前作と同様な感じで。大泉洋と松田龍平のコンビがめちゃくちゃいい味出してましたね。
サスペンスとしては、前作よりもちょっとゆるくなったような印象でした。政治家とかが絡んできて、陰謀じみた展開になるかな と思っていたら…。犯人はまさかの人物で、ちょっと拍子抜けしちゃいました。意外性はありましたが、ここまで引っ張ってきて、こんな真相かよ って思いはちょっとありましたね。でも人間ドラマとしては素晴らしくて、ラストはジーンっときちゃいました。
ハードボイルドさもちょい少なめになっていて、その分と言ってはなんですが、ヒロインの尾野真千子のキャラクター性もあってかコメディ色がちょい強くなっていたように思いました。この尾野真千子がめちゃくちゃよかったですねー。前作のヒロイン 小雪同様に芯の強い女性って感じだけど、ちょっとおちゃらけてる部分もあったりして非常に魅力的です。奈良県出身のネイティブな関西弁も聞き心地良い。
良い意味で前作とあんまり変わっておらず、安定したおもしろさがあった作品だったと思います。
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