がんびーの

ザ・マスターのがんびーののレビュー・感想・評価

ザ・マスター(2012年製作の映画)
3.7
ジョーカーのフィルターを通して観てしまう。ジョーカーを観る前に本作品に出会いたかったな。

ポール・トマス・アンダーソン監督は世界3大映画祭全てで監督賞を受賞した映画監督。僕もまだ彼の作品全てを鑑賞できてはいませんが、画のセンスの高さと自らで書き上げてしまう脚本の独自性は必見。数少ないフィルモグラフィでここまでの受賞歴を持つことは凄いですよね。

本作品はかなりジョーカーと似ています。まあまず主演がホアキンということと…、フレディ(ホアキン)は第二次世界大戦の帰還兵で、戦地でのストレスから精神を病んでしまい、アルコール依存症&PTSDに陥ってしまう。ある日、酒の勢いで乗った船で、新興宗教「コーズ」のマスターに出会う。フレディの獣のような燃えたぎるエナジーに惹かれたマスターは彼を宗教に勧誘する。新たな出会いにフレディの心も癒されたのだが…。

社会不適合者、精神異常者などジョーカーとリンクする点は幾つもありました。新興宗教が絡んでいるかいないか、そこが大きく異なる点でしたがそこに至るまでの心境はかなり似てたな。

個人的にラストはハッピーです。
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