もめん豆腐

映画 鈴木先生のもめん豆腐のレビュー・感想・評価

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)
3.0
ドラマが面白かったからその流れで観てみた。ドラマ版の方が時間の関係もあるのか、よく出来ていた印象。変わらなかったのは鈴木先生のロリコン妄想変態ぶりと足子先生の自分絶対正義マンぶり。
今回のテーマも生徒会の選挙までは興味深く観られたのに、唐突に始まった立て籠もりに困惑はした。それもドラマや映画特有の、話を盛り上げるための無能な演出が目立ちすぎて、ドラマに比べるとガッカリが否めなかったかな。特に屋上での男性教師の無能ぶりはあまりにも酷い。足子先生が入った時に一気に行けばいいのに…。男性教師陣の無能さは、まるで韓国警察のよう。ここはあまりにも現実的ではないマンガ展開なので、残念さしかなかった。
話を生徒会選挙に戻すと、出水くんの論理的思考をみて、ポンコツは「頭のいい子は、こうやって言語化できるから素晴らしいわ」と思ったよ。あの選挙演説は素晴らしかった。世の中のバカな有権者へのアンチテーゼなのか、有名人に投票しちゃう奴、いるよね。
先生たちの「世の中は〜」とまるで長いものに巻かれるのも必要とばかりの説教に対し、出水くんの演説は矛盾点をつくのも圧巻。
ところで鈴木先生に出演していた子役さんたちが今でも活躍してるのが、ちょっとうれしい。ドラマ時代は記憶になかった三浦透子さんも再確認できた。竹地くん役の藤原薫くんもまた出てきて欲しいな。あさイチを卒業した日に、大吉先生からかけられてた言葉が印象的だった。
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