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『サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ』に投稿された感想・評価

映像・カメラに関する知識や経験が全くない中、ただただ映画が大好きということで視聴した本作品。

ナビゲーターを務めるキアヌ・リーブスはこう語る。
〜 〝サイドバイサイド〟はデジタルシネマについてのドキュメンタリーなんだ 〜

100年以上の歴史を持つ映画の中で映像作家達は素晴らしい作品を作ってきた。映画は我々を虜にしフィルムは経験と夢を共有させてくれました。そこで100年以上もの間、撮影や映写、保存に用いられたのは銀塩フィルムである。しかし近年、新技術が生まれ、フィルムの地位が脅かされつつある。デジタル技術が制作と配給の手段として中心的な役割を担うようになってきた。この時代の流れに名監督達はどのような感情を抱き、これからどの方向に向かっていくのかを描いている。

〝本当に心を込めて真剣に何かを作りたいなら手段は関係ない〟とフィルム映画を愛する監督たちの情けの一言。
これはサイレント映画からトーキー映画に時代が変化する時に俳優がその波に乗れず消え去る(映画アーティスト)のと一緒で今この21世紀は映像の変化であり監督達を苦しめている。この波に乗れなければ消える一方であるとわかっているのだ…。

しかしその中でも最後までフィルム映画を推したのは、クリストファー・ノーラン。ノーランがデジタル嫌いというのは有名な話であるが、おそらく彼がフィルムで撮影する最後の監督になるのではなかろうか。頑張って欲しい。

1つ気になるのは、やはり今や映画はいろんな手段で鑑賞出来るということだ。劇場だけでなく自宅のテレビやオンライン配信での視聴。
この間、ある映画評論家の方とお話しする機会があり、こう言われた。

「君の歳で60年代の作品をどうやって鑑賞するんだい?」

「DVDです」

「それは映画とは言わないね。映画というものは映画館に実際に行って、あの独特な雰囲気と匂いを味わい、見知らぬ人と同じ場面で驚き、泣き、笑う。この瞬間が映画を観てるということなんだ。」

返す言葉もありませんでした。僕はまだ学生であるので時間とお金に制約がある中で鑑賞しなければならない。しかしこの言葉といい、このドキュメンタリーといい〝映画を鑑賞〟するという本当の意味がわかったような気がします。

この作品は映画を製作したい人は絶対観た方がよろしいかと。それに加え、僕のような映画好きの方にもオススメです!
Ryan

Ryanの感想・評価

3.8
フィルムからデジタルに移行し新時代がはじまったいまのこの世界を有名な監督や映画に関わるものに聞いていままでの映画とこれからの映画、そして映画がこれからどうなっていくのかを描いたドキュメンタリー映画。

進行キアヌリーブス
出演、デヴィッドリンチ、スティーブンソダーバーグ、クリストファーノーラン、マーティンスコセッシ、ウォシャウスキー兄弟、ダニーボイル、ジョージルーカスなどなど
とにかく豪華な顔ぶれ
我々はデジタル技術になれ手軽にネット配信でみている。
しかし、僕はそれを決していいとは思わない。
映画とは夢の1つでもあるからこそ映画館で見るべきものでもあるからだ。
そこに感動がある。
しかし、現在では映画館の数も少なくなってきている。
そんな世界をみた映画業界たちの話が聞ける貴重な時間だ。
たまに映るオフショットがたまらない。
これから映画はどうなっていくのか
手軽に作られるようになった映画
学生が作られる映画
全てが面白いわけではないがこの中に埋もれている素晴らしい作品はでてくるのか…。
これからの映画は新時代の若者が作り上げていく番である。
そんな強いメッセージが感じられた。
結構面白い
映画の知識がない人にはわかりやすくなっているし知識がある人でも興味深いなと観てしまうのではないだろうか。
とにかくダニーボイルやクリストファーノーランの話が面白い。
ノーランはフィルム大好き人間だからデジタルのほうがいいと言ってる人が多いとキアヌがいうとちょっとムッとなってた。
そんな監督たちや映画製作者の顔がみれる素晴らしい作品でした
ちろる

ちろるの感想・評価

3.8
キアヌ リーヴスがプレゼンターとなり、届ける映画産業の最大の革命、フイルムからデジタムの変革を取材したドキュメンタリー。
いま活躍する著名な監督やカメラマン、そして編集者約30名にインタビューを進め、そこから各映画人の価値観やキャラクターまでも読み取ることが出来る貴重な資料でもある。

私は幼い頃から父の影響で、古い映画から入ったというのもありフイルムの味わいに「映画」を感じてしまう。
「ニューシネマパラダイス」のトトや、「カイロの紫のバラ」セシリアのあのキラキラとスクリーンを見つめる目がこの上なく好きだけど、だからといってデジタル否定派ではない。

スクリーンで観たときに初めてその奥深い世界観を見せてくれるフイルムと違い、デジタルは家庭用のモニターでも60インチ以上あればある程度の感動を手にする事ができる。
これをお手軽だと揶揄することは簡単だけど、このデジタル革命によって、私たち映画ファンが享受できたものは計り知れないから。
ソダーバーグ監督やジョージ ルーカス監督のように、デジタルのメリットを最大限に利用する映画人もいれば、クリストファー ノーラン監督のように自分の作品においてフイルムにこだわる人もいる。
このドキュメンタリーのタイトルが示すようにどちらにもメリットがありデメリットがある。
どんな作品が好きなのか、どんな風に撮影したいのかによってその価値観が大きく変わっていくことを観る私たちもしっかりと受け入れていく事が大切なのだと教えてくれた。
そういった意味でこれは映画学としてかなり有意義な作品なのかも。
フイルム派、デジタル派この論争はこれかもしばらくは。
その中でそれぞれの素晴らしい作品がこの世界に登場し続けてくれるならばありがたいと思う。

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