ゴン吉

三人の名付親のゴン吉のレビュー・感想・評価

三人の名付親(1948年製作の映画)
4.2
乳飲み子を連れた三人の銀行強盗の逃走を描いた西部劇。

ジョン・フォードが監督を務め、ジョン・ウェインが主演、ペドロ・アルメンダ、 ハリー・ケリー・ジュニア、ワード・ボンドらが共演。

流れ者のボブ(ジョン・ウェイン)、ピート(ペドロ・アルメンダ)、キッド(ハリー・ケリー・ジュニア)の三人はアリゾナの銀行で金を奪って逃走する。彼らを捕らえるためにスウィート保安官(ワード・ボンド)が後を追う。三人は途中の水場で、馬車の中に置き去りにされた妊婦と出会い、出産に立ち会う。妊婦は三人に子供の名付け親になってほしいと頼んで子供を託して息を引き取る。三人はそれぞれ自分の名をとって、ロバート・ウィリアムズ・ペドロと名付け、乳飲み子を抱えた逃走劇が始まる。彼らは聖書を参考に行動するが、果たして逃げ切ることが出来るのか? 

銀行強盗のために町にやってきた三人のアウトローが保安官と知らずに彼と親しく挨拶と交わしたり、銀行頭取の娘と知らずに彼女と会話するなどユーモアを交えながらストーリーが展開する一方で、後半はシリアスなシーンも。
可愛い乳飲み子がストーリーを盛り上げ、聖書をストーリーに絡ませるなどいかにもアメリカらしい。
クスッと笑いながらほっこりの異色の西部劇です。 

2023.9 NHK BSPで鑑賞(字幕・寺尾次郎)
2021.1 NHK BSPで鑑賞(字幕)
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