あでぃくしょんBBA

ぼくたちの奉仕活動のあでぃくしょんBBAのレビュー・感想・評価

ぼくたちの奉仕活動(2008年製作の映画)
2.3
2023.04.23 配信で視聴

ポール・ラッド出演のコメディってことで観てみたんだが。
大筋は悪くないのにどこにウケようとしたのか、露悪的な下ネタが満載。
それも、明るく笑い飛ばせるような下ネタではなかった(私が女だからかも)。

有罪者のムショ逃れに活用されるボランティアセンターの代表者、彼女はアルコールとドラッグ併用の歯止めなきセックスを日常的にやりすぎて、社会復帰したあとも神経がイカレたままのようだ。
ダブル主人公の男らが相手をすることになった問題児2人の演技はとても良かったし、セックス依存症っぽくて無責任なホイーラー(S・W・スコット)とアタマが固くて運にも恵まれないダニー(ポール・ラッド)が、子どもとその親との関わりを通じて変わっていく様もそれなりに説得力をもって描かれてた。
なのに、センター代表者のエキセントリックさが印象に残りすぎてどう評価していいか困る作品になった。彼女の言動は、自分の魂(尊厳)を傷つける性行為しか知らなくて、心身を十分には癒されないまま社会復帰した人のそれだ。「誰か私を認めて、私を愛して」って叫びが聞こえてきそうで辛かった。
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