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女の戦いのlemmonのレビュー・感想・評価

女の戦い(1945年製作の映画)
3.8
戦下のパリに住むフランス人の夫を持つアメリカ人妻が、英国の女友達と共に英国兵の国外逃亡に尽力する。

戦争時には誰しもが戦わなくてはならなかった仕方のなさと、それでも人間の信念を感じさせる女2人の心意気にやられた。

緊張感ある場面から、ふと息を抜く瞬間もあり、恐らく実際にもそんな場面があったのではないかと。戦時中、苦しい事ばかりであったと思うが、振り返ると笑える場面ってあるのではないかと思いながら観てた。エレベーターとか。

クライマックスからのラストはかなり駆け足。
ここは描き切ると大傑作だった気がするが、お涙頂戴よりは潔いとも取れるか!🤔


自分だったら逃げ出したくなりそうだが、目の前で起きたら?どうする?ではなく、人間として当たり前でありたい思う、考える前に行動するヒロインに、捻くれているので、そうなれるもんかいな?とも思うが、そうであって欲しい、そういう生き様を映画の中では観たいと、素直に思えた素敵な作品だった。
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