ShinMakita

大いなる眠りのShinMakitaのレビュー・感想・評価

大いなる眠り(1978年製作の映画)
1.9
☆探偵マーロウ公開記念:映画のなかのフィリップ・マーロウ4選


ロンドン。私立探偵マーロウは、富豪として有名なスターンウッド将軍に呼び出された。将軍は色々と頭痛のタネを抱えている。長女シャーロットはリーガンという男と結婚したが、そのリーガンが失踪してしまい、生活が荒れているらしい。次女カミラは奔放で、怪しげな連中と付き合いカネをむしり取られている。特にガイガーという本屋はしつこく何度もカネを要求しているようだ。将軍がマーロウに依頼したのは、このガイガーを調べあげ恐喝を止めること。早速ガイガーの家を張り込んだマーロウは、夜更けに家内で銃声が響いたのに驚き、中に入ってみる。そこには、ヤクを打たれて錯乱したカミラがエロ写真のモデルを気取っていた。そして傍には、額を撃ち抜かれたガイガーの死体が転がっていた…


「大いなる眠り」


時代も舞台も別物に置き換えて描いた作品。「メカニック」のマイケル・ウィナー監督作。


ロンドンの平和な街並みがハードボイルドとはあまり合わないんですが、入り組んだ話をキチンと整理して解りやすいのが特徴(しかし運転手テイラーがなぜ死んだのかは謎)で、まあまあ面白い。

ロバート・ミッチャムがやや鈍臭いのですが、ジミー・スチュワートの存在感、カミラ役キャンディ・クラークのオテンバぶりは観ていて楽しい。ファムファタールであるシャーロット(サラ・マイルズ)がメンヘラっぽいのは残念だったけどね。
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