チッコーネ

犯人を逃がすなのチッコーネのレビュー・感想・評価

犯人を逃がすな(1951年製作の映画)
3.0
ディック・パウエルが主演したノワールのひとつで、LAが舞台。
駅のホームから地下道へ進む冒頭の背景がドイツぽくてかっこいいのだが、以降はトレーラーハウスへ拠点が移る。
刑務所から出たばかりなのに、大差ない環境で眠る主人公には悪運がつきまとって離れない。
しかし全編に通底する貧乏臭さが、独特な雰囲気として機能してもいる。

印象的な女性キャラも多い映画だが、未亡人役の女優が着ていたドレスにデカいチューリップがプリントされていたのはキッチュだった。