初鑑賞。リメイク版を先に見ています。
※オリジナルとの差はリメイク版側のレビューで後ほど追記します。
■あらすじ
母親の墓参りに来たバーバラは、墓参り中にゾンビに追い回され、近くの家に逃げ込む。
その後、同じようによそから逃げ込んできたベンと、地下に隠れていたクーパーたちと一緒に家で助けを持ちながら籠城することに。
しかしゾンビは数を増していきーーという話。
■ざっくり感想
リメイク版がかなりオリジナルに沿って作られていたのがわかったので大筋の展開は知っていたものの、
それでも違いはあったので、リメイク版との差分も楽しめたし、今ほど技術が発展していないけど今見ても充分面白い映画だと思った。
ゾンビという共通の敵がありながら、結局怖いのって何だっけとなる展開はゾンビ映画の始祖的な存在にしては巧妙だと思う。
バーバラが主人公だと思ったら鬼ほど役に立たなかったり、そういう意味で綺麗事にならない驚き展開がいくつかありますが、だからこそ逆に無情に見えるし、そういうのを描きたかったのかなと思った。
まあリアルってそうそう出来た展開にならないですよね〜。
ーー以下ネタバレ含みますーー
■何もしなすぎるバーバラ
先に書いた通り、バーバラは主人公だと思わせておきながらびっくりするくらい何もしないし、役に立つセリフも大して言わない。
何のためのキャラクターだったんだ??
他の女性キャラクターたちも正直あまり活躍しないが、時代的に女は3歩下がって歩くみたいなのがアメリカにもあったのだろうか?
■横柄なベン
バーバラと同じく主人公格なベンは、クーパーに対して「上は俺がリーダー、地下室はお前がリーダーだ」と領域を伝え、お互い干渉しないようにしようとしていたが、
結局クーパーに火炎瓶とか手伝わせていたし、クーパーの娘の世話についてジュディや奥さんに勝手に指示をするし、
結局クーパーを殺害するし(これはかなりびっくりした)、かなり横柄なキャラクターだと思った。時代的にも黒人をこのキャラクターにするかーという驚きがある。
だもんで、なかなか嫌なキャラだから、ラストシーンまでどっちに転ぶかわからない感じは面白かった。
というか助かってもなんかモヤモヤするしね。
情けのない人が情けのない人によって制裁を受けたということだと思う。
リメイク版は下記でレビューしてます!
映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』https://filmarks.com/movies/9932/reviews/174225701