津軽系こけし

イノセンスの津軽系こけしのレビュー・感想・評価

イノセンス(2004年製作の映画)
4.9
最高の大塚明夫


🐩ゴーストインザシェルの続編
🐩押井守監督作品
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生命と身体は不可分ではないかという疑問を追求し、そのアニメ表現に突進した挑戦的であり完璧な作品。


🔷前作のことは微妙に覚えてる程度だったので不安はあったが、陰鬱感たっぷりの背景と、かしこまりながらも男の子を忘れない展開に惚れ惚れ、大変満足しました。

導入は「未来のリヴ」引用の愛に関する指摘に始まり「何の話や…」と思ったが、なるほど後半の少佐とバトーの掛け合いはロマンチックそのもの、恐るべき哲学ロマンス映画である。


🔶アニメ表現も前作のセル画チックな雰囲気とは異なるものの、優れた技術と演出が施され、最高峰の視覚表現が詰まっている。

あと妙に描写が細かいのも素敵だ。少佐が銃を撃つシーン、はじめは反動で銃身が跳ね上がるが、すぐに修正され2発目から普通に撃つという…

そういえば前作も、銃に関わる描写が細かかった気がする。

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🐩まとめ🐩
アニメ表現としても、また哲学映画としても申し分なさすぎる作品でした。何度も見返したくなると思います。
津軽系こけし

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