すずす

田吾作ロイド一番槍のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

田吾作ロイド一番槍(1927年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

傑作『用心無用』『人気者』に続く、人気絶頂ハロルド・ロイドのサイレント喜劇。自身の制作会社によるが、監督・脚本などスタッフは本人ではない。

以下は物語ですが、それは重要ではなく、その場その場の細かなギャグの積み重ねが面白さの要因です。

男所帯のヒッコリー家は町の名士で、木こりの傍ら、シェリフ役も務めている。三男の上2人は屈強で父の信頼が厚いが、末っ子ロイドは眼鏡に小柄の文系タイプ。
町がダム建設の為に集めた資金をヒッコリー家に預けた日。メディシンショー(インチキ薬売り用の娯楽ショー)が街に来る。父の留守に、勝手に憧れの保安官バッジを付けていたハロルドは、煽てられショーを許可してしまう。
ショーガールに惹かれたハロルドだったが、父にショーを止めさせるよう言われ、ショーに乱入するも、火事になってしまう。
行き場のないショーの経営者は新聞でヒッコリー家に資金が預けられている事を知り、泥棒に入る。何も知らないハロルドは、ショーガールを家に泊め、意気揚々。
しかし、翌朝、金が消えていて、大騒ぎ。父や息子が捜すも見つからず、ハロルドは騒ぎの中流された船で犯人を見つけ出し------

面白い要素は、軽妙なドタバタ。身軽なロイドに、大柄な男たち。
そして、猿、馬、豚など、多様な動物の使い方。これは当時は動物にムリをさせられたからかな!?
そして、扉の使い方が絶妙。逃げる、隠れる、色々使います。
縄の使い方も色々。絡まる、引っ張る、引っ張られる…

あ〜あっ、やっぱり、映画はアクションなんです。
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