【山あり谷あり】
[気まぐれ映画レビューNo.28]
恐らく、大半の人が知らないであろう、この"トースターや家電たち"の物語だが、僕にとっては幼き頃からとても思い入れのある作品であった。
後から、この作品があの「トイ・ストーリー」の元になった作品と知り、より思い入れが深い作品になっていた。その証拠に、脚本にピクサーの"ジョー・ランフト"、アニメーション監督に"ジョン・ラセター"が参加している。ピクサーの方々にとっても、思い入れが深い作品になっているのだ。
インディー作品にも関わらず、キャラクターがとても"生き生き"しており、"感情移入"も容易に出来る作品になっている。"ブレイブ(トースター)"の勇敢さに震えるほど泣かされる。このブレイブのキャラクターが、後にトイ・ストーリーの"ウッディ"になるに違いない。
古きものから新しいものに、気持ちが入れ替わる人間に対しての家電たちを含む、"物たちの心情"についても、"残酷な面"も少し入れて的確に描かれているのも、魅力の一つだ。これが後に、「トイ・ストーリー3」のオモチャたちの心情の変化にも生かされるのだ。
このように、この家電たちの山あり谷ありの物語の一頁ずつが、ピクサーのあらゆる作品の"原点"になっているのだ。
だからこそ、たくさんの方に観て欲しい。
是非、ディズニーから再び、円盤を発売して欲しい作品です。
出来れば、残りの2作の続編もとても良いので、お願いしたいほどです。