真世紀

レッド・サンズ 呪われた兵士たちの真世紀のレビュー・感想・評価

2.6
2002年のアフガニスタン。一人の米兵が事情聴取されている。どうやら彼はある任務にあたった分隊のただ一人の生き残り。彼らに課せられていたのはアルカイダの輸送路監視。映画は時間を遡り、彼ら分隊の様子を描く。

任務に向かう途中の遺跡で石像をお調子者が銃撃。封じられていたジンの仕業か、変事が彼らを襲う。

このジン、姿形は変幻自在のようだが、もっぱら兵士らに幻覚を見せるのが得意。ある兵には民家の取り調べ中、急に駆け出したために射殺した少女が、ある兵には戦闘中の誤射で頭を半分吹き飛ばした友軍兵の姿が。

なお、このジンが姿を変えている人物が明らかにおかしいと気づかせる場面では横になっていたその人物が飲んでいた水筒を、手をビヨーンと伸ばして卓上へ戻すって、ただの無精者かよ!

米兵対モンスターを期待していたら、米兵ら精神的に消耗で次々と同士討ちを始めたりで、直接対決は最後までお預けと肩透かしなのであった。

もっさりした進み方で、かつ隊員らが互いに疑心暗鬼になる様もあまり得心が行かない展開で、消化不良な一作でした。
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