シンタロー

マイ・ファミリー/遠い絆のシンタローのレビュー・感想・評価

マイ・ファミリー/遠い絆(2006年製作の映画)
2.6
今やフランスを代表する女優の1人、メラニー・ロランの初主演作。リリは19歳の専門学校生。夏休みにスペインで一ヶ月を過ごし、帰宅すると双子の兄ロイックが家出していた。父が部屋を掃除しろと叱った事で喧嘩になり、どこに行ったかもわからない、携帯もつながらないと説明する両親。部屋の事くらいで家出するわけがない!生きてたら私には電話してくるはず…喧嘩したのは私じゃない!何度伝言を残しても返事がない!じっとしていられる訳がない!と泣きじゃくるリリ。兄が心配で食事も喉を通らなくなったリリは学校で倒れ、精神科に入院…重度の鬱状態、拒食症と診断され、面会謝絶で携帯も没収。経管栄養にまで悪化してしまったリリに兄から手紙が届くのだが…。
うーん、何なんだこの両親は…真実は残酷、娘に伝えるのは辛い、っていうのはわかるけど、いつまで続けるんだか。本当に娘のためを思ってやってるんだとしたら相当なバカ夫婦としか思えない。手紙の件なんか、親父のマスターベーションとしか思えなくて腹立つわ。あんたら娘だましてるのと同じ。初々しいメラニー・ロランは可愛らしく好演で、拒食症の減量は相当頑張ったのも伝わりましたが、彼女の魅力を以てしても、この作品の良さは自分にはわかりませんでした。
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