ゴン吉

ベン・ハーのゴン吉のレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.3
ルー・ウォーレスの小説を原作として3度目に映画化されたチャールトン・ヘストン主演の歴史スペクタクル大作。

キリスト誕生の年、ユダヤはローマ帝国の支配下にあった。
紀元26年、キリストと同じ年に生まれたエルサレムのユダヤ人貴族のベン・ハーは、幼馴染のローマ軍将校から反政府勢力の取り締まりの協力を依頼されるが拒否する。
そんな折、ローマ軍のグラトゥス総督がエルサレムを訪れる。
ベン・ハーと妹が自宅の高台から隊列を見学している時に誤って瓦を落としてしまい、総督を直撃してしまう。
ベン・ハーと妹、母親の三人は総督の殺人容疑で捕らえられ、ベン・ハーは裁判すらかけられずに、奴隷としてローマ軍のガレー船のこぎ手となり、母と妹は収監される。
ある時、マケドニア軍との海戦で、ベン・ハーはローマ軍指令官の命を救ったことから、彼の養子となり自由の身となる。
投獄中の母と妹を救おうとエルサレムに戻るが....... 

4時間近くもある長編大作ですが、ベン・ハーの波乱にとんだ人生が描かれており、最後まで集中して楽しめた。
特に終盤の迫力ある馬車の戦車レースは必見です。
当然CGなどは無く、壮大なスケールの映像は見応えがあります。
キャスト、脚本、ストーリー、映像、音楽、壮大なセットなどすべてが素晴らしい作品です。 

2021.5 NHK BSPで鑑賞(字幕)
第32回 アカデミー賞にて作品賞 、監督賞、男優賞、助演男優賞など11部門で受賞(1960年)   
第17回 ゴールデングローブ賞で最優秀作品賞、最優秀助演男優賞、最優秀監督賞を受賞(1960年)
ゴン吉

ゴン吉