ショウコ

ホログラムマンのショウコのレビュー・感想・評価

ホログラムマン(1995年製作の映画)
3.3
割と真面目にやってますが真面目に観たらダメなやつです。B級ながら派手でなかなか面白かった

「ホログラムの刑」とは、肉体から精神を抽出される近未来の刑罰である👻精神はデータ化され、更生プログラムという治療を受け善良になってから肉体に戻されるわけですね。しかしこの凶悪犯、更生しないままホログラム状態で脱獄してしまう!つまり幽体離脱マンって事になります。彼を追いかける刑事とのドンパチアクションが主軸

イオン化したゴースト状態であり、撃っても弾はスリ抜けていく。でも電気の塊みたいになってる(?)ので本人のパンチは何故か当たる…というチートボディ。また、グレムリン2のアイツみたいにデジタル体になって電送→パソコン画面越しに電撃で殺人できたりもします⚡️さらには「負電荷ポリマー」と呼ばれるゴムでコーティングすれば他人に変装できちゃうしセックスまで可能ときた。質量など設定は色々ガバガバですが夢があってワクワクする!

大爆発の炎に巻かれてゴムが焼失し、中からイオン体が登場するシーンはT2を意識してるっぽい。まぁ…燃やしてるのはマネキンだし本体は半透明のすげー安っぽい合成なので比較するのもおこがましいですけどね



まだ生身の犯人がとっ捕まる銃撃シーンから始まるわけですがめちゃくちゃ爆発する。カーチェイスはバスの屋根が吹っ飛んでオープンカー状態になるし、不良警官が「当たると大爆発する違法な銃弾」を使うもんだからアチコチ火柱が上がる。火薬積んでたのか?ってぐらい次々パトカー炎上するしとりあえず破壊しとけマインドで景気が良くて気持ちいい。映画が終わるまでに体感50〜60回ぐらいドカンドカンしてました

犯罪グループのメンバーも個性タップリで、仲間同士で煽り合うやり取りがちょっと面白い。まともに攻撃の通じない相手を倒す方法にもマンガ的な浪漫があって燃えた🔥

シツコい上に退屈な銃撃戦とかヒゲ長髪マッチョで見た目がかぶりまくってる両雄、グラグラしてて今にも取れそうな近未来カーのドアなど粗は目待ちますが、細部をちゃんと詰めてれば名作になってたかも知れない🤔
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