黄推しバナナ

幽幻道士(キョンシーズ)4の黄推しバナナのレビュー・感想・評価

3.5
記念すべき「幽幻道士」第4弾。 中国を舞台としたアクションホラーコメディ。台湾映画。香港映画の霊幻道士とは全く別物。

続編に見えて続編ではない。
これは私が思う考察なのだが、次元が異なる幽幻道士マルチバース!
( )が前作と異なる点、考察も入る。
①=幽幻道士、②=幽幻道士2、③=幽幻道士3、④=幽幻道士4、(来)=来来!キョンシーズ

【ストーリー】

テンテンが生まれる昔のお話
魔王(邪魔)が子供を次々と攫う
困り果てた村人が「青龍(天文)」に相談し退治してもらう事に
(「青龍」テンテンの父親。③盛天文の役者。)
魔王に戦いを挑んだが返り討ちに遭う
青龍の身に危険が及んだ事を察知し飛び起きてしまうリンリン(金蓮)
(「リンリン」テンテンの母。金おじいさんの娘。)
大丈夫だと励ます若き頃の金おじいさん
金おじいさんが鍛え上げた「フルメタルキョンシー(金甲殭屍)」特別製キョンシーを盗み出そうとする強盗団の兄貴とポン太
(兄貴は①②の親方役、③のムササビ道士の役者。)
(ポン太は「デブ署長、デブ隊長の役者」)
(④では「親方」「デブ署長、隊長」は出てきません)
体を乗っ取られた青龍が帰宅
若き頃の金おじいさん魔王に青龍の体が乗っ取られている事を見抜く
青龍の体から魔王を引き離す
リンリン魔王に殺害される
若き頃の金おじいさんフルメタルキョンシーを使って反撃
若き頃の金おじいさん魔王の頭に桃剣を刺す
最後のとどめを打てず青龍もろとも魔王に逃げられる
娘が死に悲しみに打ちひしがれる若き頃の金おじいさん
若き頃の金おじいさんの機転で身籠っていた赤ちゃん(テンテン)の命だけは助かった
(テンテンの名前の由来は誕生日10月10日からきている)
兄貴とポン太にフルメタルキョンシーを盗まれる
月日は立ち…カミナリを操るテンテン
(③くらいの年齢設定)
ベビーキョンシー登場
テンテンとベビーキョンシー友達
金おじいさん御札で退治しようとしたところテンテン阻止する
寝ているテンテンの所にベビーキョンシー遊びに来る
トラにも優しいテンテン
金おじいさんとテンテン法術練習
(①②の衣装では無くなっている)
さらに時が経ち大人テンテン登場
(二代目テンテン、新桃太郎役の役者)
カミナリを操る大人テンテン
見守る金おじいさんとベビーキョンシー
アクロバティックな自転車の乗り方のテンテンと金おじいさん
木を垂直に登る自転車
荷馬車を飛び越える金おじいさん
お母さんのお墓参り
白い馬と荷馬車が暗い森を走る
護衛隊銃器を持っている
強盗団の兄貴とポン太フルメタルキョンシーを使って盗賊団白い馬と荷馬車襲う
護衛隊フルメタルキョンシーにフルボッコ
孤児5人組を連れて旅回りをしている大道芸人のダメ親方登場
大道芸メンバー、チェンチェン、アンアン、ミミ、チビクロ、トンボ
(「チェンチェン、ミミ」は新しい役者、「チビクロ」は1代目①出演、「トンボ」は前作からの続投③出演、「アンアン」の役者は(来)ではフィフィーに名前変更。)
大道芸を見せながら、どんな傷にも効く薬の商売をしてたが失敗に終わる
フルメタルキョンシーの事件を町民たちに伝える、ジョー隊長(余隊長)
(町の保安官として新たに就任、前作のデブ隊長の後任キャラ)
困り果てたダメ親方、フルメタルキョンシー事件に便乗してキョンシーに化けて強盗
まんまと大金、服、小切手獲得
孤児5人組に分前与えず、金銭に関して酷いケチ発覚
今度は強盗団の兄貴とポン太にダメ親方強盗
フルメタルキョンシーを見てダメ親方と孤児5人組逃走
今度はターゲットを変え、大人テンテンと金おじいさんに
大人テンテンと金おじいさんに返り討ちに合うダメ親方そのまま逃走
孤児5人組vs大人テンテン
軽くあしらわれる孤児5人組
ダメ親方に見捨てられた孤児5人組泣き叫ぶ
困り果てた金おじいさん招き入れる
フルメタルキョンシー騒動に便乗して宿屋の女主人メイ(老闆)に強引に迫るジョー隊長
魔王に体を乗っ取られた青龍、法術使いに桃剣を取らせるため襲うが失敗
町を襲うフルメタルキョンシー
兄貴とポン太強盗で荒稼ぎ
宿屋「東昇大客棧」で豪遊
兄貴とポン太、メイに近寄るもジョー隊長が割って入って邪魔する
邪魔された腹いせにフルメタルキョンシーで宿屋「東昇大客棧」襲撃
メタルキョンシーを退治するため大法師に化けたニセのダメ親方登場
大人テンテン、金おじいさん、孤児5人組も宿屋「東昇大客棧」到着
暴れまくるフルメタルキョンシー
大人テンテンvsフルメタルキョンシー
金おじいさんvs強盗団の兄貴
負けて逃亡する強盗団の兄貴とポン太
魔王に体を乗っ取られた青龍に兄貴とポン太殺される
金おじいさんの法術によってメタルキョンシー焼却される
大人テンテンと金おじいさんの前に魔王に体を乗っ取られた青龍現れる
金おじいさん桃剣を抜き魔王と青龍を分離させる事に成功
大人テンテンと金おじいさんvs魔王
金おじいさんを庇い青龍死亡
墓場でキョンシーを集めてきた魔王と最終対決
大人テンテンvs大量のキョンシー
大人テンテンの法術で大量のキョンシーフルボッコ
金おじいさんの特殊霊魂の術、孤児5人組に発動
特殊霊魂5人組vs大量キョンシー
特殊霊魂大量キョンシーフルボッコ
金おじいさん法術で魔王に応戦
金おじいさん魔王に乗っ取られる
大人テンテン、魔王に乗っ取られた金おじいさん攻撃できずピンチ
大人テンテンが魔王乗っ取られそうになったとき、ベビーキョンシー助太刀参戦
大人テンテンの法術で金おじいさんと魔王分離成功
大人テンテン怒りの大法術で魔王撃破
朝日をバックに、大人テンテン、金おじいさん、孤児5人組、ベビーキョンシーが歩く
エンドロール
70年代の日本で流行った「スポ根ドラマ」みたいな曲が流れる

劇終

アクション ★★★★★
ホラー   ★★★★☆
ヒューマン ★★★★★
コメディ  ★☆☆☆☆

どうも幽幻道士1の続編でもなく幽幻道士2リブートとして作ったわけでもなく幽幻道士3の続編でもリブートでも無くなった。※①②③の類似する点が幽幻道士4にはまったく無い。強いて言えばキャラだけ類似しているがストーリーの根本的な流れは全く別物になっている。

制作側としては幽幻道士3の続きを作らないといけないし、幽幻道士3のヒットでかなりの制作費が出たため、幽幻道士シリーズの流れを変えて新しい風を取り入れて作りたかったのではないだろうか。そのために続編にも見えないリブートにも見えない結果になる。
幽幻道士3で失敗だった「スローなアクション」「キョンシーの戦いがほとんどない」の弱点を克服するため、新桃太郎の配役を大人テンテンで起用し「スピーディーなアクション」に「最終決戦で大量のキョンシーを投入」したりと、かなりの改善が見て取れる。

①②にあったキョンシーとの戦いを見たいのであれば◎
幼少期のテンテンを見たいのであれば✕
①②の様な世界観を見たいのであれば✕

まだ完全に突き放された感は無いので、このままシリーズを見守りましょう。

製作者側が意図してないにしろ、次元が異なる幽幻道士マルチバース化に作品はなっている。

※幽幻道士1・2・3の詳しい内容(ストーリー)はそれぞれの作品のレビューを、幽幻道士1はレビューの「コメント欄」に入力しましたので興味ある方はご覧ください。

①鑑賞年齢10代
②心に余裕鑑賞あり
③思い出補正あり
④記憶曖昧
黄推しバナナ

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