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君を想って海をゆくのmatsuのレビュー・感想・評価

君を想って海をゆく(2009年製作の映画)
4.2
これもまたいい映画だった、非常に心揺さぶられた!!
(フィリップ・リオレ監督作品)

恋人を想って海峡を泳いで渡ろうとするビラルに胸を打たれた、彼の純粋で真っ直ぐな気持ちをメチャクチャ応援したくなった

イラクからのクルド人難民のビラルは(クルド人で家族皆で先に移住した)恋人ミナの住むイギリスに不法入国しようとして捕まった

形式上、フランスにも不法入国者として滞在、ボランティアによる炊き出しなどを頼りにイギリス入国を目指し生活していた

水泳コーチをしているシモンは、最近水泳クラスに入会した少年のビラルが気になる

シモンは恋人のいるイギリスまでドーバー海峡を泳いで渡ろうとしているビラルの意図を見抜き、無理だと忠告する

シモンは(無理と言いながらも)息子のようなビラルを時々アパートに泊まらせたり食事の世話をしてあげる
※不法入国者の生活援助も罪になる…シモンは何度か警察に事情聴取を受ける

恋人のミナから「父親の命令で無理やり結婚させられそうだ」と聞きビラルは急いでイギリスに渡る決心をする

終盤、ビラルは海峡を泳いで渡りイギリス入国まであと一歩の所まで迫るが、イギリス沿岸警備隊がビラルを見つけてしまい…

シモンを演じたヴァンサン・ランドンの少年に優しく接する演技が抜群に良い、ビラルを演じた若手俳優も良かった
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