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ディスコ・ストーリー
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『ディスコ・ストーリー』に投稿された感想・評価

Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
「ディスコ・ストーリー」

〜最初に一言、傑作。チェコスロバキア映画の旗手ヤロスラフ・ソウカップ監督の意欲作にしてチェコ映画のミュージカル作品として「ラ・ラ・ランド」などをはるかに超えるほどの面白さが取り込まれた異色の青春ラブソング・ムービーである。言葉や文化が違っても、いつだって若い時代はやんちゃをするものだ!ここまで楽しめるチェコ語の歌詞に一目惚れする。正に若者の暴走は止められねーぜ!青春映画を体験できた〜

本作はチェコ・ニューウェーブの旗手が謳い上げる異色のダンス・ムービーとして知られている作品だが、VHSのまま埃をかぶっている状態でほとんどの人は知らないと思う。今回私もようやくビデオを見つけて購入して初鑑賞したが思いっきり熱くダンサブルに突っ走る、若き青春の暴走が垣間見れて非常に良かった。監督はヤロスラフ・ソウカップで、キャストはルドルフ・フルシンスキー等である。チェコの映画だろうが、アメリカの映画だろうが、日本の映画だろうが、こーゆー映画を見れる幸せと言うのはソフト化すればさらに広がるんだろうなと思う。日常的な父親と息子の対立があって、違うグループの女の子に恋をして、何もかもが面白くないやけくそになって、とこんな映画は数え切れないほど多くあるが、この作品もその一つといえばそれにカテゴライズされるだけで終わってしまうが、本作は国や体制は違ってもどこでも若い子、若い時代はみんな同じ、そのことが楽しいと思わせられる作品である。

主人公がカメラに向かって歌い出しただけで映画に引きずり込まれてしまった。ミュージカルと言うより、MTVの感覚なんだろう。画面のこちら側にいる観客、言葉も文化も違う人たちに向かって自分の思いを爆発させる。恋の歌(ラブソング)だって、画面を超えて、嬉しさを伝えてくる。彼らには彼らの、私たちとは違った悩みや意識もあるだろうけど、1番根っこの部分で、同じなんだと感じると思われる。いくつかの音楽が耳の中で楽しく跳ねている映画である。「ラ・ラ・ランド」「天使にラブソングを」その他大勢の音楽映画が好きな人にはハマると思う。チェコ映画と言うのは日本ではなかなかお目にかかれない貴重な国の作品だと思うが、まだVHSがあるだけマシで、メディア化されてない作品も山のようにあるのだから。

冒頭、主人公の青年が父親からお金をもらってバスの中に入って早速ミュージカルスタートって言うテンポの良さも半端ないし、チェコ語で歌われる音楽がまた新鮮だった。あまりに良かったので、調べたら一応iTunesにあったので早速ダウンロードしているがこの曲が初っ端から歌われる。Michal DavidのTrhnout Se。この作品は東欧ファンタスティック映画祭88年に参加作品として出品されているそうだ。次に歌われる歌がMichal DavidのCo Mi Scházelo, Jsi Byla Tyで、ネオン看板の前でカメラ目線で歌ってる感じがミュージックビデオっぽくてチープな感じがして当時の年代を感じてノスタルジックなのが好きな個人的には良かった。女の子は洋服を脱いでパイオツを見せるし、エロスも満載分かってるじゃないか、これぞ青春映画だぜって感じよ!

ミュージカルシーンはCyndi Lauperのミュージックビデオっぽい感じは否めないが、非常に愛くるしく笑える。素っ裸で道をかけ出したり、みんなでワイワイレストランでご飯したり、暴れまくったり、いたずらしたり、サビのローテーションが独特で中毒性があったりと、とにかく賑やかである。主人公の男の子が美青年で、バリカンで髪を切って坊主になる場面も、カットバックで歌われるから本当にミュージックビデオぽさを感じる。クライマックスはチェコの首都だと思うのだが、そこでみんなが集まって何万人で踊りまくるのは壮観だった。カメラは頭上ショットで米粒のような人たちを捉え、静止画で終わる感じは余韻が残るし、のりのいいテンション高めな音楽がまたよかった。因みにこれMichal DavidのSprávnej Časが最後に流れて帰結する。
KyoSiro

KyoSiroの感想・評価

3.1
68年のプラハの春で民主化に失敗したチェコスロバキアですが、この映画公開の2年後の89年に、ようやく民主化に成功…

この映画は、民主化へのカウントダウンが始まった頃…87年に公開された映画ですが、
全編に渡り主人公ミハル・デイビットのPVのような構成になっており、彼の歌からはチェコ民主化に向けた当時の若者のパワーが画面いっぱいに伝わってきます。
途中、全裸で町中を走るシーンもありますが、当時の政府が表現の自由に対しても どれだけ寛容的だったのか…がよくわかりますね。
「存在の耐えられない軽さ」の舞台68年から約20年を経て、自由を謳歌するチェコの若者たち。間もなく来るベルリンの壁崩壊も待ち遠しい。そして「存在の耐えられない軽さ」とセットで観たい作品でもありますね。
とは言え、その後、93年にチェコとスロバキアは分断されてしまうのだから、この映画の存在は、歴史の1ページを切り取ったような映画「気球の8人」みたいなものかな…とも思いました。
あと、87年なので、ホワイトジーンズやアロハシャツなどがたくさん登場します。80年代後期のコーデが微笑ましいです。
YouTubeにて…セリフがわからない…