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ヒトラーの旋律のmiのレビュー・感想・評価

ヒトラーの旋律(2006年製作の映画)
3.3
収容所を管理する若いドイツ軍将校は、
ユダヤ人警官のゲンツを使ってステージの上演を命じる。
芸は身を助ける、といい、すがるように演じる役者達。
しかし、この時代に生きる人にその言葉はなんの意味もなく感じた。

毎日多くの仲間を命じられ、殺し殺されてゆくのを見つめるゲンツ。
仲間に裏切り者と言われようと、一人でも多くの命を救いたいと行動する。
しかし彼もまた救いのない未来が待っていた…。

地獄としか言えない残酷な世界で
産声と引き換えに死んで行った、喜劇役者の女性の顔が鮮明に残りました。
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