ペコリンゴ

最低で最高のサリーのペコリンゴのレビュー・感想・評価

最低で最高のサリー(2011年製作の映画)
3.2
記録。
「人生は無意味」。拗らせティーンの底力。

『チャーリーとチョコレート工場』の子役、ジュリア・ロバーツの姪っ子にスピルバーグの娘と、話題性に事欠かないキャスティング。そして『(500)日のサマー』のスタジオ制作の青春ラブストーリー。

うん、確かに似てる。
でも主人公ジョージの拗らせっぷりが悪目立ちして、サリーがそこまで最低には見えん。最低なのはジョージ、お前だ(笑)

そもそもサマーに比べたらサリーなんて可愛いもんやろ。やっぱり悪いのはジョージ、お前だ(笑)

幸いというか何というか、拗らす事なく青春時代を過ごした僕はジョージに共感することはあまり出来ず、そこまで逸脱しているとも思えないサリーに対して「尻軽女」などとのたまうムーブにイライラ。

ウブな拗らせ野朗にしてみれば自分より豊富な恋愛経験を持つ少女に物申したいのだろう。それは分からんでも無いがジョージ、大人になれよ(笑)

まぁ実際、一念発起して大人の階段登り始めるんだけど、なんだかイマイチ入り込めなかった僕は大人になり過ぎたのかもしれないな。