むるそー

山椒大夫のむるそーのレビュー・感想・評価

山椒大夫(1954年製作の映画)
3.6
森鴎外の小説を原作として、厨子王の再起を描いた作品。

アニメ映画の安寿と厨子王丸を観ていたので、物語の本筋は知った状態での本作だった。そのため展開での感情の起伏はなく、作品を隅から隅まで味わえた訳では無いのが少し残念。

でも画の作り方は本当に芸術的で、特に安寿の入水の場面を遠く高い視点から固定ショットで撮しているのが、残酷なまでに美しかった。
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