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キリング・タウンのしゅへのレビュー・感想・評価

キリング・タウン(1996年製作の映画)
4.0
スタンドバイミーのように、少年たちが一つの目的に向かっていく様というのはそれだけで映画になりますね。グッバイサマーも然り。この映画の場合は警察官殺しから逃げること。何度も通報できるタイミングはあるものの、中学生やそこらの子に「通報したらお前の友達を、兄貴を殺す」は効果が抜群だ。カタルシスとか求めちゃだめ。スリラー映画じゃなくて青春映画として見て。ソフト化されてないらしいけど。

主演の男の子が四年くらい前に仲良くしていた女の子に似ていた。丘の上にある住宅街に住んでいて、初めて家に行った時は土砂降りの雨だった。道がややこしくて何度も迷ったっけな。自販機を過ぎたら2本目を左。鉄塔を左手にして右に曲がったら、二つ目のアパートが彼女の家。もう二度と行くことのない街を今でも覚えている。
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