ねーね

アングスト/不安のねーねのレビュー・感想・評価

アングスト/不安(1983年製作の映画)
2.7
アングスト=不安、のタイトルそのままに、「人を殺してないと不安で精神がおかしくなりそう」な男の話。
ただひたすら主人公の男のナレーションを聞かされながら、シンセサイザーミュージックを背景に一軒家の家族が殺されていくのを見守ることになる。

良くも悪くも淡々としていて、ドキュメンタリー的なタッチは私的には好みだが、ストーリー性は一切なし。
彼は衝動的にすべての行動を決めるタイプなので、「俺の考え抜いた完璧で残忍な計画はこうだ」とナレーションで言ってるのに、実際は被害者が思ったより暴れたり逃げたりするせいで全くその通りに話が進まない。
被害者家族はただただ可哀想の一言だけれど、ワンちゃんが無事だったことだけが救い。
ひとり暮らしの女子は家に帰るの怖くなるから観ないほうがいいです。

この男、人を突然殺して逮捕されて、出所したその瞬間から次の殺人のことを考えてるという激ヤバ案件すぎて一生こんなやつ外に出すなよ。
精神病の疑いはないとのことでしたが、絶対にあるでしょ。
当時の警察や病院も適当すぎないか。
世の中にこういう人間がうろついていると考えただけでも恐ろしくて、うかうか普通に生活もできないわ。
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