N座3。24-8。このまえに見たのが韓国初の長編アニメ『少年勇者ギルドン』が24-7。それから70年代のおバカ映画だぞときたしてみたけれど、けっこうきちんとしている。最初にドンと殺しがあって、徐々に時ほぐしてゆく展開。しかも映像がよい。ふたてに分かれる川とか、田舎町の風景とか、ヒキの映像がなんとも味わいあり。
タンジェリンドリームの音楽は、音楽というよりは音響エフェクト。保安官の恋人役の依代になったルイーズ・フレッチャーがよい。『カッコーの巣の上で』の怖いイメージになかに潜む暖かさが、ここではきっちりと表に出てきている。よかったわ。
それから、白衣の科学者を演じたフィオナ・レヴィス（Fiona Lewis）が怖くてカッコよい。セクシーなんだけどシャープ。
後半にかけてだんだん実験の意味がわかってくるところで、ラストの父親を殺せというセリフに次ぐどんでん返し。ちゃんと驚けた。その後の結婚式もよい。フレッチャーの幸せそうな顔がうれしい。
