のすけ

ディア・ブラザーののすけのレビュー・感想・評価

ディア・ブラザー(2010年製作の映画)
3.9
再鑑賞。
こちらもヒラリー・スワンク主演の実話もの。あまり知られていない作品の気がするけど良作だと思う。
ちなみに昔アンビリバボーかなんかでこの実話の特集やってたのを見たことがある。

殺人罪で収監された兄(サム・ロックウェル)の冤罪を晴らすべく奔走する妹(ヒラリー・スワンク)。しかし終身刑を言い渡される兄。弁護士を雇う余裕もない妹はある決断をする。それは自分が一から勉強して弁護士になることだった。兄を救うため全てを投げ売って18年間奔走する兄妹の姿を描く。

ヒラリー・スワンクは『フリーダム・ライターズ』にも通じるようなこういう信念を持った女性の役がほんと合う。
そしてサム・ロックウェルもこういうちょっと駄目な感じが合う。
二人とも良い演技をしています。

興行成績的にはうまく行かなかったようだが、心に迫ってくる良作。
そしてまるで映画のような天と地のラスト‥この最期がこの実話をより深いものにしていて観るものに妙な余韻を残す。