T

ゲロッパ!のTのレビュー・感想・評価

ゲロッパ!(2003年製作の映画)
4.5
ヤクザ、コメディ、人情話、ミュージカル、強奪モノ。。。
腐るほど映画を観てきた井筒さんが自分の好きな要素をとにかく目一杯詰め込んだ一作。
コンセプトはおそらく和製(と言うより浪花版?)ブルースブラザーズ。
凄い多幸感に溢れる2時間やった。

主演の西田敏行はもちろんのこと、
岸部一徳、山本太郎、桐谷健太、木下ほうか、田中哲司他、枚挙に暇がないくらいの豪華キャストを揃えた登場人物多めの作品やけど、
全員が魅力的で、観終わってすぐまたこいつらに会いたい...って気持ちになる。
そして、女優を魅力的に描くのに定評がある井筒さん。
常盤貴子がドエロかった。

こんな上手くいくかぇ?ってくらいのハッピーエンドからの、
全員でダンスして終わるのも打ち上げ感あって楽しい。
(この映画を面白いと思わんかった人には地獄の時間かもしれんけど...)

西田敏行がSex Machine熱唱するシーンは、
「グレイスランド」でハーヴェイ・カイテルがSuspicious Mind熱唱したシーンばりにあがるし、
冒頭のドンパチで指弾け飛ぶシーンを除いたら全年齢対象のエンタテインメントに仕上がってると思うねんけど、
これがどうしたもんか酷評が目立つ...(悲しい)

<好きな台詞>
岸部一徳「何がおっすじゃ」
T

T