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アンナ・カレーニナのFredisiusのレビュー・感想・評価

アンナ・カレーニナ(1997年製作の映画)
3.2
贔屓のモリーナ履修で鑑賞。

アンナ・カレーニナはある程度あらすじを知っている程度で、原作は未読。

ロケ地も本格的で、音楽もロシアの有名なクラシックをふんだんに使っているので表現としては豪華だし、ロシアの王朝の雰囲気はこれでもかってくらい堪能できます。

アナスタシアが大好きなので、リアルな実写でその世界観を堪能できて私的には満足でした。

原作のトルストイのメッセージを語り部として重厚に語るのは、モリーナ。
さすが舞台での活躍と、声優としての仕事も多くこなしているだけあり、語り部としての役割は申し分無し。
ただあれだけの長編原作を100分ほどの尺でまとめようとしているせいか、レヴィンの語る意味をこの映画だけで理解しようとするのは難しいのかも。

いづれ原作をきちんと読んでから見直すのもありかなと思いました。

ソフィのアンナはすごく原作の雰囲気のイメージという感じでとても良きでした。
最期の姿の描写はちょっとトラウマものでしたが(T▽T)

贔屓のモリーナはこれでもかってくらい美味しいシーンが沢山あり大満足でした。

個人的に見ていて、「いつか晴れた日に」にをすごく思い出しました。あの映画がアンナ・カレーニナの影響を受けているんですかね?

レヴィンがブランドン大佐と被って被って(笑)
そういう意味でも個人的に好きな映画でした(笑)
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