タイトー

最高のともだちのタイトーのレビュー・感想・評価

最高のともだち(2004年製作の映画)
4.0
暖かい作品だったな……。
前半からあるシーンまでは結構コメディ寄りで13歳という青春真っ盛りならではのシーンがあるのだけれど、中盤から一気に雰囲気が変わる。

ロビン・ウィリアムズというと見るだけでどこか胸がむず痒くなるような、愛しい存在をより愛おしく描いた本作。

13歳の少年が大人となり、パリで妻に秘密を打ち明けるシーンから始まる。
それから物語の中心ともいえる学生時代。
自転車、海、バイト、秘密、初恋、いろいろなことをして、夢を抱いたり、関心を持つ年頃。その刹那的なひと時を濃密に描く。
しかし親友のパパスは当時「精神薄弱者」だった。変わりゆく主人公の少年に、ある感情を抱いてしまい……。

いい台詞だな、って思えるシーンがいくつもあり、レディという女性と会話するシーンはどこも素晴らしかった。
切ないな、悲しい、だけど、いいなあ。
視聴人数が少ないので、是非とも一人でも多く観てほしいな。きっと、響く。人によるけれど、響いたら忘れられなくなる。
タイトー

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