あゆぞう

ドモ又の死のあゆぞうのレビュー・感想・評価

ドモ又の死(2007年製作の映画)
3.3
薬物更生施設の若い女性たちを描いた作品

クリスマスの発表会で演じる有島武郎の戯曲「ドモ又の死」の稽古、舞台といった虚構の部分と現実が交錯していく

発せられる言葉は単なる戯曲のセリフなのかそれとも彼女たちの心情の吐露なのか

表現手段ということでいえば映画らしい映画

ある意味振り切れていて迷いがない分受け手を選ぶのも確か

80分でなければ最後まで見なかったかも

こういう世界観があるのかとガツンとやられてシビレがおさまる前に藤谷文子の目ヂカラにやられて気がついたら終わっていた

自分のレンジや視野を限定しないための精神活動、あるいは怖いもの見たさ

毛皮族江本純子、沈黙の娘藤谷文子、ポー萩尾望都、テアトル大森片桐はいり、わおまだJK柳英里紗、白ライダース大塚寧々


以下小ネタバレあり

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