つるみん

クラブ・パラダイスのつるみんのレビュー・感想・評価

クラブ・パラダイス(1986年製作の映画)
3.7
日本未公開作品。
DVDも日本にはない作品。

しかし私は自称日本一のロビンオタク。トロントに居た際にDVDショップに行き、日本では観ることが不可能なDVDをかき集め購入したのだが、この『クラブ・パラダイス』と『タッチダウン’90』と『大混戦サバイバル特訓』は店頭に置いてなくてですね、わざわざ取り寄せてもらった作品の一つ。北米でもレアな(もしくは廃れた)作品となっています。

ストーリーは、シカゴで消防士として働いていたジャック。しかしビルからの落下により左腕を骨折。消防士を引退し、カリブ海にある小さな島で過ごす毎日であったが、ひょんな事からボロホテルのプロデュース兼オーナーになり、新しく建てられるリゾート施設から島を守るというドタバタコメディ。

綺麗な海が広がり、心地よい風に当たりながら緩いレゲエミュージックを聴く幸福感。まさに良い休暇をとっているよう。そんな素晴らしいロケーションなのだが、ホテルはオンボロ。部屋は繋がってるし、シャワーの水はなかなか出ないし…とまあ大変!

しかしそれではお客さんが来ない為に、フェイクなパンフレットを作って客寄せに成功!たとえばレプリカのマグロを釣っているシーンを撮影したり、夕陽をバックに素晴らしい景色を堪能できますよと言ってみたり、プライベートのお風呂付きと表記してみたり、まあほぼ詐欺ですよ(笑)
ただロビンの上手い口により、お客さんが納得してしまう始末〜。

もちろん今回ロビンが主役なので、その存在感は当たり前のように光り輝いていました。虫除けスプレーを口にもかけちゃうもんね!

ただ今回ホテルに泊まりにきたお客さんが個性豊かで面白かった。
まず夫婦で来た奥さん!彼女はめちゃくちゃ面白い。スカイダイビングの紐が切れ、森林に打ち当たるし、シャワーの水が滝のように出てきて息ができない状態になるし、大蛇と戦う事になるし、もう災難続きなんですけど、楽しんでる姿が印象的ですね。日常生活に刺激を。

また冴えない男子2人で来た奴らも面白かった。女にモテる為に色々するんですが、どれも空回り。1人は初めてヨットに乗ってみたはいいものの、制御できずに大海原へ。これはもう爆笑ものでしたよ。もう1人は願いだった大麻をget。しかしそれがなんと20年分!バカでしょ。


目がイッちゃってる飛行士もいたりと、まあドタバタすぎるコメディですが、いかにもロビンらしい作品で大満足でした。
あと監督脚本はハロルド・ライミス。面白くないわけないでしょ?
つるみん

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