ペコリンゴ

ギリシャ・ゾンビのペコリンゴのレビュー・感想・評価

ギリシャ・ゾンビ(2005年製作の映画)
1.7
記録。
ご当地ゾンビ(ギリシャ編)

ギリシャのゾンビだからギリシャ・ゾンビ。ジャケ写は怖そうに見えますがほぼコメディです。てか邦題テキトーかよ。

オリンピック発祥の地ギリシャ。
考古学的な研究によればその起源は紀元前9世紀ごろとされるらしい。それから2800年以上の時が流れ、同国初の本格ゾンビ映画(本作)が生まれたというワケである。

そんな本作、恐らくB〜Z級映画ファンの方々による温かい愛に包まれてはいそうなものの、控えめに言っても酷い映画です。

ゾンビものとしては割とオーソドックスな内容でして、滅茶苦茶つまんねぇ以外の特徴はありません。

2005年の作品とは信じられない程の荒い画質、頑張ってそれなのか…なショボすぎる特殊メイク、無駄に炸裂するスプリットスクリーン、あって無いようなストーリーと緊張感の無い腑抜けた登場人物たち…。

と言った感じで、9割9分が茶番なのですが、一応見せ場的なところはありました。

それは生存者たちが何故かハイテンションでゾンビを殺戮するシーン。

クソみたいな動きのカンフーを披露してドヤ顔する女にイラつきましたが、ここは損壊描写が激しいこともあって技術が伴っていたらそれなりのハイライトになったかとは思います。

他にも、父親のスキンヘッドを撫で撫でする娘だとか、確約された絶望を予感させる俯瞰のラストシーンなど、嫌いじゃない部分もありましたが、お金を払ってまで観る価値は1ミリも感じませんでした。

意外と人気だったのか続編もあるらしい。
調子乗んなよ…。