魂コシ

カラフルの魂コシのレビュー・感想・評価

カラフル(2010年製作の映画)
4.5
カラフル 良作。ひさびさに映画で泣いた。 死んだ主人公(生前の記憶が無い)があの世の当選に当たり、現生に戻って別の人の人生を期間限定で生きるという話。自分は初めこれだけ聞いて娯楽要素の大きな作品かと思いきや、生死や人生や家族や人間等のかなり深いテーマの作品だった。 あんまり言うとネタバレになるから言わないけど、始めは面白そうな雰囲気で少しずつ深い内容になっていく感じは引きこまれる。母親との絡みのシーンは胸が痛くなった。でも後半の家族で鍋を囲むシーンはいい意味での涙が流れた。そしてまた別の後半シーンでカラフルという題名の意味を知り、納得し、なんか自分も救われた気持ちになった。人は意外な小さなキッカケで大きく変わる事があるのだと感じた。 この原恵一監督は、クレヨンしんちゃんの映画をたくさん監督してて、「河童のクゥと夏休み」という作品もすごい良かった。今年は初の実写作品「はじまりのみち」を公開したそうなのでこちらも楽しみだ。
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