マサルさん

カラフルのマサルさんのレビュー・感想・評価

カラフル(2010年製作の映画)
3.4
小説のアニメ映画化(原作は未読)。
主人公の正体については、2パターンほど予想してたうちの1つだったので大きな驚きこそなかったものの(逆に最後のプラプラの正体は驚いた)、「カラフル」というタイトルへの繋がりがなるほどなぁと美しい。
冒頭のルール説明が強制的すぎたものの、それはそれでアリかと。途中、特に母親・兄・佐野さんへの対応が悪くいらだちを覚えたものの、進学を語る食卓の場面の美しさ(ティッシュで涙を拭うシーンが実によい)で昇華された感じ。
途中の電車の話は(二子玉川付近は行ったことあるので風景的にはわかるのだけど)少し冗長な感じもあり、もう少し主人公よ自分探しをしてくれい!と思ったのだけど、まあこれがリアルな中学生像なのかもしれない。