梅ちゃん

カラフルの梅ちゃんのレビュー・感想・評価

カラフル(2010年製作の映画)
4.2
『生きてる?』と問われたら、自分は今、どういった言葉を返すだろう🤔

原作は『DIVE!』の森絵都さんによる小説。クレしん映画の名作『大人帝国』『戦国大合戦』の原恵一監督による2010年のアニメーション作品。

人間は一色じゃなくていい。
いろんな色があっていい。
〈 カラフル〉がいい。

現在、大量生産されている多様性賛美の作品群のうちの一つと捉えることも可能でしょう。しかしながら本作で丁寧に描かれる何てことない日常に、自分が思春期だった頃や、現在年頃の息子たちが重なり、驚くほど感情移入してしまいました。クライマックスの一連の食卓シーンは、とにかく泣けて仕方なかった。まさか、カボスで泣かされるとはねぇ…🥲

人は必ず誰かに助けられているし、誰かを助けている。嫌なことは色々あるかもしれないけど、今が最良のはず。一人の部屋でだったら、少しくらい胸を張って自分を誇ってもいいのかもしれない😉✨

エンディングテーマ、miwaさんが歌うマーシーの名曲〈青空〉が優しく、柔らかく、さんざん泣かされた心に響いて、まさしくオーバーキルでしたよ、ええ。😱

2022年、Amazonプライムオリジナル作品として〈HOMESTAY〉というタイトルで、2回目の実写作品が製作されているとのこと。山田杏奈さん、濱田岳さん、望月歩さんが出演されている様なので、直ちに確認作業に入りたいと思います😤



以下蛇足🐍👣



主人公 真くんと友人の早乙女くんとの何気ない関係性がとても良かった😊
買い物も楽しそうだったし、2人がコンビニの前で座って食べる、フライドチキンと肉まんがとても美味しそうだった。特に肉まん。敢えて不均等になるように割って、多い方を真くんに渡す早乙女くん。君は本当に素敵な男だ。顔は有野課長によく似ているけども。とにかく最高だ!😉✨👍