一人旅

ドリーム・ガール/ママにはないしょの夏休みの一人旅のレビュー・感想・評価

3.0
スティーヴン・ヘレク監督作。

エンタメの雄、スティーヴン・ヘレクがヒット作『ビルとテッドの大冒険』(1989)の次に撮った日本劇場未公開作品で、留守を任された子供たちの奮闘を描いたコメディ映画です。

母親が恋人とオーストラリア旅行に行く2ヶ月の間、自宅で留守を任された5人姉弟のひと夏の騒動を描いたコメディで、母親が雇った高齢の意地悪ベビーシッターが突然死したことから金欠に陥った子供たちが自力で母親の不在期間を乗り切ろうと奮闘する様子を描いています。主人公は5人姉弟の17歳の長女:スーで、4人の弟妹を養うため嘘の経歴を書いて大手アパレル会社の役員付秘書の職を得、強運と持ち前のファッションセンスによって役員に気に入られ出世を遂げていきます。

不在の母親に代わって一家のまとめ役として仕事に家庭に奮闘するヒロインのひと夏の成長を、バイト先で出逢ったピュアな青年との恋のゆくえを織り交ぜコミカルに活写した“青春+家族コメディ”で、ちゃらんぽらんな不良長男とその仲間たちのノリは『ビルとテッドの大冒険』を踏襲しています。
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