トルーマンバロウズ

ビヨンド・ザ・リミットのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

ビヨンド・ザ・リミット(2003年製作の映画)
3.3
舞台はとある墓場、ある女性記者がその墓場で墓守をしている男性にインタビューすることにした。
彼女は墓守からとある死体を巡る奇妙な話を聞くことになったが・・・・。

オラフ・イッテンバッハ監督の永遠の心臓をめぐる何百年にも渡った戦いを描いたオムニバスタッチのB級スプラッターホラー映画。
女性記者が墓守から聞く二つの全然形式の違う話(ギャングの復讐談、中世を舞台にした宗教紛争)が最終的に一つにつながっていく展開はそれなりに脚本が上手くできているなぁと感じる出来にはなっていた。
ただストーリーよりも肝心のスプラッター描写に関してはイッテンバッハ監督だけありしっかりと満足できるものに仕上がっていて首チョンパや心臓取り出しなどなかなかのものがあった。
またクライマックスに繰り広げられる地獄絵図はスプラッターマニアならかなり嬉しい出来になっているのではないかと思う。
ラストの少しどんでん返しのあるオチはくどい感じもしたが、全体的にストーリーよりもスプラッター描写目当てで見た方が楽しめる作品であった。