無神論者を描いた作品はたまにあるが、いつも想う、神を信じる側が狂気に満ちて見える描き方が多く、これ信者達はどう観るのだろうか?と。
本作も同じ趣。
フレデリックマーチが信者から厚く信頼を置く大物を演じ、法定劇の際は被告を陥れるために熱弁を振るう。それが徐々に脅迫まがいにまで発展する始末。
神をどうしても否定はできないのがアメリカ国内にはあるのだろう。判事の最後のジャッジ。落とし所はそこになるか、と言った印象。実話だが、つまらん。
一辺倒になる可能性のある法廷劇を巧みなカメラワークで捉えているので、動きがたくさんあり飽きなかった。台詞だけだとこの手はきつい。
トレイシーも良いが、マーチの憑依っぷりに圧倒。この頃の普段の写真を見たとこあるが、まだまだイケおじの魅力十分、、、なのに、、、いやーすげーなあ、役者。別人😅。
好きな題材じゃないし、次観ることはなさそうなんだが、敬意を込めてハイスコアにしたい。