トルーマンバロウズ

ボディ・スナッチャーズのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

ボディ・スナッチャーズ(1993年製作の映画)
3.3
軍で研究者をしている父に連れられ弟と一緒にとある基地に引っ越してきたマーティー。
彼女はそこで暮らしていくうちに基地の住人たちの様子が少しずつ変わっていることに気づき・・・・。

ガブリエル・アンウォー主演のエイリアンたちに乗っ取られつつある基地を舞台に生き残りをかけて戦う住人たちを描いたSF侵略ホラー映画。
ボディスナッチャーのリメイクであり今回は舞台を軍事基地に限定している点が独特で、主人公の周りで少しずつ異変が生じていく様子を丁寧に描けていたのはなかなかよかった。
またエイリアンたちが人間をコピーする描写もグロテスクに出来ており、中途半端なコピーになってしまったエイリアンの造形などは出来が良かった。
ただ基本的にエイリアンたちは人間に化けているので本性を現すシーン自体は少なめだったのは残念だった。
クライマックスも少しあっさりとしている気がしたのはもったいなかった。
しかしラストの不安が残る終わり方も余韻があり、全体的に侵略モノとしてはそれなりに楽しめる作品だった。