トルーマンバロウズ

変核細胞ジュベナトリックスのトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

3.3
大富豪のルースは歳を老いた体を若返らせるために科学者のグレゴリーに大金を渡して若返りの薬を作らせようとしていた。
そしてとうとうグレゴリーは若返りの薬を完成させることに成功したが、それにはとんでもない副作用があったのだった・・・・。

若返りを促進する新薬の副作用で怪物化してしまった女性の悲劇を描いたB級SFホラー映画。
薬の副作用によって醜悪な怪物に変身してしまう女性の悲劇をドロドロしたラブストーリーを絡めて描いていたのは悲劇的な要素が強くB級映画にしては印象的な作品になっていた。
怪物化したルースの特撮もそれなりによくできていて頭が巨大化して脳みそみたいなものがむき出しになったデザインはまるでエイリアンのようであった。
ただ怪物ルースが暴れるシーンが全体的にそんなになかったのは少しもったいない気がした。
そのため特撮はそこそこよくできていたがもう一つ足りない印象の惜作であった。