りょーこ

何かが道をやってくるのりょーこのレビュー・感想・評価

何かが道をやってくる(1983年製作の映画)
3.3
雰囲気の素敵なダークファンタジー☆

レイ・ブラッドベリ原作をディズニーが映画化した作品です。
その為、お子ちゃま向けっぽくはありますが、カーニバルの不気味さと父子愛が上手く描かれていました♪



10月のある日、田舎町グリーンタウンにクガー・アンド・ダーク魔術団というカーニバル団がやって来る。
名前は妖しげだが、催しモノは普通っぽい。

仲良し男子ウィルとジムが催しに忍び込むと、やっぱり妖しげなことをやっていた!
大人達をおかしくしたり、回転木馬で子供にしたりしているのだ。

2人は、ウィルの父親チャールズに助けを求めるが、カーニバル団に追われてしまい…



カーニバルの団長ダーク役、ジョナサン・プライスの不気味さが最高!
『エビータ』のペロン大統領役だったのね~
礼儀正しさ、威厳、余裕、そしてどこか異様なカリスマ性のあるキャラクタでした!

お子ちゃま2人もなかなか可愛い☆

が、この作品はなんといっても父親チャールズ役が頑張るのです!!!
晩婚で心臓も悪く、ウィルとの意志疎通も出来ず、前半はとにかくパッとしないw
が、彼だけがカーニバルの誘惑に負けず、子供達を信じ、戦ってくれるのです♪
ラストの父子愛には少しほろり☆

カーニバルの占い師役のパム・グリアも、相変わらず色気むんむんでした~
蜘蛛女でしたが…

カーニバル団は奇形や小人を使い、独特の非日常感は不気味で素敵!!!
楽しいのにどこか怖い、ピエロな雰囲気の集団行進はなかなかでした♪

カーニバル団の目的はいまいち分かりませんでしたが、ダークファンタジーな世界観が素敵な作品☆
りょーこ

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