オカルト博士

何かが道をやってくるのオカルト博士のレビュー・感想・評価

何かが道をやってくる(1983年製作の映画)
3.7
ディズニー・プロが2.300万ドルを投じての超豪華SFアドベンチャ-大作。

田舎町に突然やって来たカ-ニバルを舞台に、12歳の少年ウィルとジム、ウィルの父親の3人が恐るべき迷宮や悪夢と闘う~。

VHSの時代から気になっていたカルト的作品なんです。やっと観れました。
ディズニーだから子供向けと思いきや~充分に大人向けでもありました。

例えば、主人公の少年ウィルの父親(ジェイソン・ロバ-ズ)は意外と初老なんです。息子に対して自分の不甲斐なさに負い目を感じています。
悪魔的な者はそうゆう所を突いてきて
仲間にしたり滅ぼしたりするんです。

悪魔的な者は父親に対して、若返らしてやるぞ~!と誘惑してきます。30歳はどうだ?若いといいぞ~みたいに。
悩む父親の姿。自分の弱々しい心臓の鼓動を聞いてみろ!とまで言われ。

僕がもし、このジェイソン・ロバ-ズぐらいの年齢だったら悪魔に魂を売ってたかもしれないと思いながら観てました。 特に年老いた女性なんて完璧に魂売ってしまうんでしょうね。

この悪魔は子供にも誘惑します。
~大人になりたくないか?
大人はいいぞ~!
背も高くなって、指図されずにすむし、信用され、恐れられ、子供が寝た後で楽しい事が出来る。
どうだ?!みたいな。

でも子供は純粋だから誘惑に負けない。

大人は欲深さを身につけてるから誘惑に負けてしまう。

辛い事があっても悲しんではいけない!
悪魔の思うツボたから~。

スト-リ-は普通でしたが、一応観て良かった作品でした。